月姫というゲームがある。2000年に当時は同人サークルだったTYPE-MOONが制作したビジュアルノベルだ。もはや古典的とも言える作品だが、最近(といってももう2年半前になるが)リメイク版が発売されたのでそれで知った人もいないではないだろう。
左は旧作準拠のコミカライズ『真月譚 月姫』(2003〜)で、右が商業リメイク版『月姫 A piece of blue glass moon』(2021)。
リブートに際して舞台となる年代が開発時点の現代になるように変更されたこともあり、キャラクターデザインは一新された。単に絵柄が変わっただけでなく、主要な記号を残しつつデザインそのものも現代的に再構築されている。
キャラクターデザインは時代の影響を色濃く受ける。もちろん絵師の色を前面に押し出した、何年も形を変えないようなものもあるのだけれど。
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