夏っぽいものを探して期間限定商品がありそうなスーパーを探索。そこで見つけたいかにもなデザインについて考える。
最初は飲料売り場で見つけた『クラフトボス フルーツティー』夏限定ブレンドなら間違いなく夏のデザインだろう。
海や快晴の空を思わせる水色と陽光のエフェクトをバックに、瑞々しいフルーツのイラストが所狭しと配置されている。フルーツのビビッドな暖色と涼しげな青の対比が眩しい。グラスのイラストでは氷が強調されていて、まさに暑い夏を冷えたドリンクで乗り切ろうという気分にさせてくれる。
次はスナック菓子コーナーにて発見した『夏ポテト』シリーズ。ここまで夏を強調するなら夏のデザインに違いない。『対馬の浜御塩』は青、『紀州の南高梅』は赤をメインカラーに据えていて、色と文字以外のデザインはほぼ同じ。夏の風物詩として花火の意匠が使われていて金色の部分は共通している。青い塩味には赤い花火が、赤い梅には青い花火が使われているという具合に一対のシリーズであることが示されている。赤色に夏のイメージはあまりないが、塩味の青との対比と梅のアピールからのチョイスだろう。
最後に炎天下のお供、『塩レモンキャンディ』。青と白にレモンの黄色というシンプルな色構成だ。六角形のは立方体の塩の結晶や、押し出しているひんやり食感から氷のイメージか。機能性食品として装飾がにならないよう抑えつつ、清涼感を演出するように纏めている。
夏、特に食品のデザインイメージにおいて清涼感は重要なエッセンスだと感じた。『夏ポテト』の花火演出のような方向性のサンプルも集めたい。
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